3つのことに注意すれば火災予防活動になる
「電気」というものは目には見えません。
オシロスコープのような機械を使って見る方法はあります。
また、雷のような放電した現象でも見ることができます。
これがまた、怖いのです。
火災の何%が、電気によるものか知っていますか?
東京消防庁の平成26年度では、
火災の2割程度が電気火災によるもの
4,800件のうち、1,000件あまりが電気火災なのです。
電気火災の要員別の内訳では、
維持管理不良:47%
取扱方法不良:18%
構造機構不良・改悪:5%
などなどです。
これを見てどう思いましたか?
私はとても驚きました。正直、怖いです。
維持管理不良とは、
冷蔵庫のような年中コンセントを差しっぱなしな箇所にホコリが溜まって、トラッキング現象が起こり、火花が飛び散り、それが他のものに引火する。
(トラッキング現象:蓄積されたホコリが炭化し、炭化部から出火)
取扱方法不良とは、
例えば、白熱電球の代わりにLED電球に交換しようとした場合、ある一定の条件を満たさないと使えないはずですが、無理やり使っちゃう。
といったことでしょうか。
構造機構不良・改悪とは、
これは自分自身で改造などを下ばいいのことだと思います。
例えば、コンセントが古くなって交換しようとする際に、
「俺ならできる!」という幻想により、自分で施工してみたら、少し間違っていて、それによって、発火する。
電気火災の予防として、3つ挙げてみます。
・不要なコンセントは抜く、点検する
・使用方法は守る(一部リコールのようなこともあるので、速やかに)
・変わったことをしようとする時は、電気屋さんに聞いてみる
とりあえず、この3つを頭に叩き込めば、可能性を少なくできます。
これは、自宅に限ったことではありません。
職場やご近所でもご自分の知識を見せつけてあげてください。
電気火災は、誰にでも、どこででも起こりうることです。
日々の点検作業が鍵を握っています。
PS 何事も日々の研鑽が重要なのですかね。仕事も何もかも。